管理組合さんからの問いあわせや相談を受けていて、つくづく思うのは、分譲マンションに住んでいる方の多くは、賃貸に住んでいた方々。賃貸は 当然 専有部分 だけを管理すればOK。共用部分は、オーナーや、
オーナーから委託を受けた、管理会社や業者がやるものです。これは 疑いありません。
ところが、分譲マンションに住んでいる、一定数は、これと似た感覚でいます。つまり、専有部分 だけ管理すればいい。共用部分は、管理会社がやるもの。ここが、分譲マンションの違いで、基本はオーナー、
つまり、区分所有者で構成される、管理組合が共用部分の、維持・管理を行うのです。ただ、そうは行っても、専門的な知識や技術も無いので、管理会社や業者に委託しているだけです。つまり、委託先の
管理会社や業者は、「使用人」に過ぎないのです。管理組合が 目を光らさなければなりません。繰り返しますが 主役は管理組合 なのです。
又、管理組合と管理会社(又は業者)は基本的に、構造的に 利益相反の関係にあります。管理組合が得をすれば、管理会社(又は業者)は、損をする。
逆に、管理会社(又は業者)が 得をすれば、管理組合が損をする。という、「構造」になっています。
なぜなら、管理会社(又は業者)は 営利目的の企業です。会社に 損 を与える社員を、会社は 当然、よくは思いません。これは、別に 管理会社(又は業者)が 悪い わけではありません。民間企業は
どこでも、そうなのです。