大規模修繕工事のやり方には、2つのやり方がある。
①・・・管理会社・お任せ方式
全てを管理会社にお任せする方式で、地方都市では「主流」なやり方。一番のメリットは管理組合・負担が少ない。という点。デメリットも当然ある。すべての総コストが「割高」になる。この「割高」に
なっている部分が、管理会社の「利益」になる。
②・・・設計監理方式
第三者的に、設計事務所を入れる方式で、比較的意識の高い管理組合では、よく行われている方式。最大のメリットは総コストが「安く」なり、工事品質も確保される。という点。よく管理組合でコストダウンが
言われるが、かつては、蛍光灯のLED化等々「小さな」コストダウンが言われたが、コストダウンは、ケタが大きくなれば、コストダウン幅もそれだけ大きくなるということ。小規模マンションでも、「1億」
に届くほど高額な大規模修繕工事。その2割をコストダウンできれば、2000万です。つまり管理組合のコストダウンのポイントは大規模修繕工事にあるのです。
デメリットは管理組合・負担が増える。という点。具体的には大規模修繕工事の遅くとも2年前には、「専門委員会」等を立ち上げ、話し合いをしていく必要があります。
この時に、管理組合の中に「1人」しっかりした「知識が」あれば問題ないでしょうが ?  特に誰もいない時は、マンション管理士に専門家として入ってもらうのが、ベスト。
※では、なぜ、特に地方都市では、①の 管理会社・お任せ方式が「主流」かというと、それは、地方都市の管理組合の多くが「無関心」なためだ。