Q 管理費を節減したいのですが、管理員は常駐させないといけないのでしょうか?
A 管理員の仕事には、マンション備品の使用申し込み受理や、共用部分の鍵の貸し出しといった受付業務、ゴミ搬出の立ち合いや、外注業者の業務の立ち合いといった立ち合い業務、文書の掲示などの
報告連絡業務があります。
管理員の置き方には、常駐、日勤、巡回の3つの方法があります。常駐とは、管理員にマンションに住み込んでもらう形態のことを言います。
通常の勤務は昼に行ってもらいますが、マンションに住み込んでもらうことになるので、緊急時には管理員に迅速な対応をしてもらえます。日勤とは、管理員に通勤してもらう形態のことです。
昼の勤務時間だけ管理員に業務をしてもらい、夜には管理員はマンションに居ないことになります。巡回とは、一人の管理員が複数のマンションの業務を行う形態のことを言います。管理員が一つの
マンションで業務を行う時間は、1日あたり、数時間だけということになります。
管理員の人件費は、常駐、日勤、巡回の順番に安くなります。ただし、業務の質はこの順番に低下する可能性があります。
また、日勤や巡回の場合は、管理員がマンションに居ない時間帯があります。そのため、管理員がいない時間帯に事故があった場合の対応の仕方を決めておく必要があります。