災害時にはマンションや町内会などの地域全体で助け合うことが被害を最小限に食い止めるポイントです。
特に高齢者、乳幼児、妊婦、障害者、日本語がよく理解できない外国人など、自主避難ができにくい人を助けスムーズに避難させることが大切です。
車いすの運搬をサポートしてほしいという家族からの依頼があれば救護班などが行いますが、一人暮らしの高齢者など助けを申し出ることもできない要援護者もいるはずです。
日頃からそれらの状況を把握して、避難が遅れているようなら声かけをしましょう。
大地震などは、誰でも恐ろしいもの。一人で避難できない人ならなおさらです。救助活動はまず相手に落ち着いてもらうことが大事です。
高齢者に声をかけるときは相手の目を見てゆっくりしゃべりましょう。「大丈夫ですよ」と声をかけ、一人ではないのだと安心してもらいます。
できるだけ複数で救助に向かい必要なら担架などで避難させましょう。視覚や聴覚に障害のある人にはハンデを補う救助活動を行います。
無理に引っ張ったり、担いだりするのは不安を与えるだけなので、避難の要点を相手にわかるように伝えます。
日本語がよく理解できない外国人にはジェスチャーなどで伝えます。乳幼児がいる家庭や妊婦も避難が困難なので状況を把握してサポートに向かいます。