マンションの防災力を高めるには、日ごろの啓蒙活動、避難訓練の実施、防災用品の準備と点検、居住者の把握などが重要ですが、これらのベースとなるのは居住者同士のコミュニケーションつまりは「ご近所力」です。
大規模なマンションでは同じフロアにどんな人が住んでいるか知らないケースもあります。ご近所の人たちと顔見知りになっておくことが、災害時の救助活動に役立ちます。
こうした居住者同士のコミュニケーションを育成するのは理事会の大きな目標であり責務です。
ご近所力を高める第一は、管理組合が行う、定期総会や各種イベントにたくさんの居住者に出席・参加してもらうことです。そのためには楽しいイベントや防災などに役立つ催しをどんどん企画することです。
こうしたイベントを通じてお互いの顔と名前を覚えるだけで防災力はアップします。茶話会や井戸端会議なども楽しくて良い企画です。
さらに防災意識を向上させるために、専門家を招いたセミナーや住民同士の勉強会なども役立つ企画です。
そのコミュニケーションの輪をさらに広げて、町内会やご近所のマンションとも連携し、いざという時に助け合うシュミレーションが構築できれば、ご近所力はさらにアップします。