マンションの役員が交代したら、役員を中心に居住者にも声をかけて、マンション内見学ツアーを行うことをお勧めします。
普段見られない屋上や高架水槽などの様子も解り、鉄部の錆や壁のヒビ、階段の劣化などもチェックできます。すぐにでも着手しなければいけない部分、修繕時期を早めなくてはいけない部分などがわかり
修繕計画なども立てやすくなります。加えて災害を想定し、①避難器具や消火器などの設置場所、②避難路の障害物の有無、③落下物などの確認も行います。
さらに防犯の面から、夜間に暗がりとなる場所の対策や防犯カメラの設置状況なども確認もしましょう。
マンション内見学ツアーが終了したら、全員で地域の避難所に行ってみるのも有効です。途中で建物の倒壊などを想定し、安全な避難方法なども話し合いましょう。
こうした見学ツアーは多くの居住者に参加してもらえばより効果的です。区分所有者だけでなく、子供から高齢の方まで親睦を兼ねて参加してもらい、マンションの修繕維持の大切さや
防災・防犯意識の啓蒙に役立てましょう。知らない居住者と顔見知りになるだけで、防犯・防災に効果があります。