マンションには様々な管理業務がついてまわります。ほとんどのマンションでは、こうしたマンション管理を管理会社に委託しています。では、果たして管理会社は必要な存在なのでしょうか？結論から申し上げれば、私は、やはり管理会社は必要で、大切な存在であると思っています。経験豊かな管理会社は、管理組合にとって大切なパートナーとなり、理事会運営をはじめ、様々なサポートを行ってくれるはずです。しかし、ここで忘れてはならないポイントがあります。２者の間でどんなに良好な関係が築かれているとしても、双方には利益相反の関係がついてまわるという実態を忘れず、決してなれ合いの関係にはならないように、賢く付き合っていくという認識を持つことです。管理会社の対応に不満や不安があるマンションがある一方で、フロント担当者が優秀で、理事会への対応も熱心かつ適切だと感じる場合は、管理会社の対応に満足しているマンションもあります。しかし、後者の状態は、一方で危険な状況だというところにもきずいてほしいとも思います。いずれにしても、大切なパートナーである管理会社と一線を画して賢く付き合っていくことはとても大切です。