管理組合の住民さんで、あくまで趣味として長年マンション管理の勉強をされている方は割と多く見かけます。当然知識レベルも高く、「私はプロだ!」という住民さんも多いのが現状です。そういう住民の方が、マンション管理士の業務を代行しても、ある程度はできると思います。私見では、「プロとアマ」の決定的な違いは、管理組合さんから、仕事の依頼が入るか、否か の1点に過ぎると思います。なぜなら、管理組合の住民さんで、「私はプロだ!」と自負している住民さんに、他の管理組合さんから、顧問として依頼があるかといえば、100%ありません。そこがプロとアマの決定的な「差」なのです。マンション管理士でも実際の実務よりも、いわゆる広告や営業の方が15倍くらい難しいのが、現状です。又例えばあくまで趣味として、弁護士資格はもたず、10年以上法律の勉強をしているいわゆるアマチュア法律家が無料相談していたとします。一方で弁護士さんが無料相談をしていた場合、普通の人は弁護士さんに無料相談をします。長年趣味道楽として勉強し続けるよりも、5~6倍「資格」を取ることの方が難しく、普通の方はその資格にある程度「信頼感」を持ちます。