現代社会は何かと不快な出来事に満ちています。それに心を煩わせることが多く、自分がわからなくなったり、生きることに不安や無力を感じることもあります。これが度を超すと、今度は「自分は何のために生まれてきたのだろう」という疑問が沸き起こり、自己否定をするようになります。そういう人のために、フランスの思想家ルソーは次のように述べています。「最も多く生きた人は、最も長く生きた人ではなく、生きていることを最も多く感じた人である」ここでいう「生きていることを最も多く感じる」というのは、人生の手ごたえを感じるという意味です。自分の使命に目覚め、それを全うするという意味でもあります。私たち人間は、神様から、その人ならではの使命を与えられているのです。私にしかできない、あなたにしかできないことがあるのです。そして、世の中の多くの人がそれを必要としているのです。それに目覚め、それを仕事に組み込めば、パワーが沸いて、生きる不安や無力感も感じなくなると思います。そして人生に希望の光が指してくるようになるでしょう。