分譲マンションには、「管理規約」という、各マンションが自主的に定めた規約があります。マンションの管理のことや、総会の開き方、理事の役割、住民が守らなければいけないルールなどが定めてあります。管理規約は、区分所有法などにそって作られるものです。自分たちのルールですから、自主的に作っても良いものですが、区分所有法と矛盾する管理規約は、原則として無効になります。マンション管理規約は、区分所有者の意思で決まり、改正され、運用されます。とは言っても新築マンションに入居した時、まだ顔見知りもいない状態で、区分所有者が話し合い、自主的に作成することは困難です。ほとんどの場合、分譲業者や委託した管理会社があらかじめ作った管理規約によってスタートします。数年経ち、住民同士の結束がかたまり、スムーズな話し合いができるようになったら、不具合を改正したり、そのマンション独自の色を出していくことも可能です。