駐輪場は、指導要綱などに基づき総戸数の2倍程度の台数が設置されています。しかし、駐輪場は月極料金が数百円と安価なため、契約を解約する居住者はほとんどなく、慢性的にスペースが不足しています。特にファミリータイプのマンションでは、2台以上の自転車を所有する住戸も多く、駐輪場が満杯になっていることも多いのですが、家族構成の変化なっどによって使用実態が無いものがあり、タイヤを指で押すと空気が抜けて走れないものも多数あるのです。また、多くの駐輪場は少ない面積で多くの台数を収納できるよう、平置き式ではなく、2段ラック式になっており、駐輪場を増設できるほど、敷地に余裕のあるマンションは少ないのが現状です。この問題を解決方法は、まず、自転車の台数を減らすことです。しかし所有者自らが処分するのは、決断までに時間が掛かってしまいます。管理組合主導で不要な自転車を処分するのが手っ取り早いでしょう。管理組合の負担(1台500円)で処分するのです。自転車に関してもう一つ取り組むべきなのは、駐輪場以外のスペースには駐輪させないようにすることです。エントランスの前に幼児用と大人用の自転車があふれているマンションを見かけますが、これではモラルのないマンションとみられるため、やめさせましょう。