若ころ高度登山に熱中した時期があった。高度な登山でパーティーを組んで登ることが多かった一方単独でも出かけていた。危険な高度登山を「単独」というと 無謀、命知らず と言われそうだが、私の経験からして、そうでもないのである。パーティー登山はパーティーに力量の差があるのが普通で、相棒が「簡単に」行けたところが、「非常に怖い」という事がよくあるんです。だからパーティーだから安全とも言い切れない。一方単独登山はまず、自分の力量を超えるようなルートをとらない、これは間違いありません。自分の力量を超えるルート取りは「失敗」即「死」につながります。失敗する確率はパーティー登山より低いんです。だからどちらがいいとも言えないんです。ただ有事に致命的になってしまうのは「単独」でしょうが・・・