総会は、管理組合において「意思決定の最高機関です」総会では出欠をとるだけでなく、委任状、議決権行使書も必須です。こうした書面も集めて総会の成立要件を満たしたときに、初めて総会は有効に成立します。ところが、ようやく総会にこぎつけたにもかかわらず、足を引っ張る存在がいます。それが、どこのマンションでもよく見かける、いわゆる「問題児」です。声の大きな少数の問題児や反対者によって、理事会でせっかく練った議案や、委任によって賛成した人たちの意見も尊重されずに、結局廃案に追い込まれてしまうことがよくあります。こうした事態を避けるには、理事長は毅然とした態度で臨むことが大切だと思います。また問題児によって質疑の時間を占領されて総会が粉砕することもよくあるので、「事前質問書」などを前もって配布し、質問を出してもらうのも一つの方法です。そうすれば理事会は、質問に対して事前に調査・回答の整理を行うことができ、本番では明快に短時間で回答することが可能になります。