LED導入のメリットとは、次の2つです。①消費電力が少ない ②寿命が長い 一般的に、投資回収に要する時間は3~4年程度と言われています。したがって、管理コストの削減で資金余剰ができた時点でLEDに投資すれば、確実にリターンを得ることができます。但し、共用部分の照明灯すべてがLED化できるかというと、残念ながらノーです。現時点で切り替えができないのは「非常灯・誘導灯」です。これは建築基準法上の制限により、使用が認められないためです。管球をLEDに切り替える際に気を付けなければならないことは、次の2点です。①蛍光灯タイプで安定期のバイパス工事が不要なタイプは、省エネ効果と安全性に留意したほうが良い。② 密閉型器具タイプは、密閉器具対応型の管球を選ぶこと。これに加えて、気を付けなければならないのは「照明器具の交換時期」です。通常、照明器具の交換は20年前後と考えられますが、LEDの導入を急ぐあまり、照明器具の交換まで着手するのは慎重に考えるべきです。