マンションにおける「備品」には、どのようなものがあるでしょうか。管球、ほうき、雑巾などの清掃用具の他、管理員が使用するトイレットペーパーや文具に至るまで、多種多様にあります。あまりに多種多様にあるため、「どのような備品があるか」明らかにしてきちんとリスト化しておかないと、責任の所在のみならず、使用状況、保管状況など、あらゆることがごちゃごちゃになってしまいます。管理会社に「備品のリスト化」を依頼する際、「費用負担の明確化」も同時に依頼しましょう。リスト化したところで費用負担がきちんとなされていなければ、適正な管理を行うことができないからです。しかも、現実には費用負担があいまいなケースがとても多いですから、管理状況には目を光らせていただきたいと思います。また、管理員の多くは自腹で購入したり、自宅から備品を持ってきたりしています。よくあるのは雨合羽、長靴、防寒ジャンパー、電気ポット、ストーブ、扇風機、電子レンジなどですが、こういうものを管理会社から支給してもらえない管理員が多いです。