管理組合は損益計算を目的としていないため、全額を費用として計上することになります。そのため、管理がきちんとしている、管理会社や管理員は備品台帳をきちんと作成しています。そして、購入年月日や予想耐用年数などを記入し、備品を適正に管理するように心がけています。中には、共用部分の廊下のの照明に使われている電球1本1本に替えた日が記載されている管理用シールを貼っているところもありました。マンション管理を適切に行うためにはこうした日々の積み重ねがとても大切なのです。そこでまずは、管理組合で購入した備品などの管理台帳を管理会社に見せてもらいましょう。そのうえで、備品などの細かいものは費用負担が管理組合にあるのか、それとも管理会社にあるのかを明確にしていくことをお勧めします。特に管理台帳がちゃんと出てこない管理会社の場合は、費用負担があいまいなことが多いのでしっかり確認したいところです。