光熱費を下げる方法として、投資は伴いますが、変圧器(キュービクル)の導入です。通常の低圧受電の場合、地域電力会社が管理組合からスペースを借りて変圧器を設置し、建物全体に供給しています。これをマンション全体で電力会社から単価料金の安い高圧で一括受電するために、自ら変圧器を所有、管理する仕組みに切り替えるというわけです。大規模マンションならば、これによって専有部分を含むマンション全体の電気料金が2~3割下がるといわれています。検討にあたっては次の点に留意する必要があります。①変圧器に対する一定の投資を要します(リースもあります)②各住戸のメーター、ブレーカーの交換工事も必要です。③管理組合と電力会社の契約に変わるため、現在の電力会社と各住戸の契約は解約になります。④高圧受電に伴い、変圧器の保安点検が別途必要となります。⑤管理組合一括管理のもと、メーター検診、電気料金請求業務を行う必要があります。(これを請け負う業者もいます)