管理費口に入金されるお金には、管理費口以外のもののあります。駐車場使用料がそうです。この駐車場使用料は、余剰金が出れば積立金口に振り替えて修繕積立金として利用することができます。そのため、維持管理費以外のお金は、大規模修繕工事の費用として、積立金口に積み立てるといいでしょう。ただし、駐輪場の台数は、地方自治体の指導要綱により最低限の設置台数が定められています。設置台数が多く契約者が多ければ使用料収入も多くなりますが、都市部では機械式にせざるを得ず、この維持管理費が馬鹿になりません。維持管理費が不足するなら、駐車場使用料を近隣駐車場と同額程度に値上げすることも検討しましょう。すでに近隣駐車場より高かったり、採算が取れる金額にすると近隣駐車場よりも高くなってしまう場合は、使用料の総収入が減るのを覚悟で、機械式を解体し、平置き式への変更を検討したほうがいいかもしれません。