清掃だけが清掃業務の目的ではありません。建物と敷地の不具合箇所や劣化状況などを確認して未然に事故を防ぐためにも、役に立っているのです。ではどのような点に気を付ければいいのでしょうか。まず、共用廊下の床などに貼ってあるビニール系シートです。端部がはがれていたら接着部分の劣化が始まり、周辺のウレタン防水などの劣化も懸念されます。ウレタン防水が切れるとコンクリートの躯体内に水が入り込み鉄筋が錆びて躯体の爆裂などを誘発するため、早めに補修を検討する必要があります。年に一度行われる屋上の清掃は、雨が集まってくるルーフドレインに、泥や枯れ葉などが重なりつまらないように行います。雑草の根が防水層を破壊し漏水事故が起こることもあるため、屋上の雑草を取る契約にしておくと安心です。