浸水リスクにどうやって備えるか。まずは、マンションの立地条件を確認しましょう。各自治体が公表しているハザードマップで、想定される浸水の程度がわかります。また、同じエリアでもマンションによって想定される浸水リスクの程度はちうがいます。例えば、前面道路よりエントランスが低いと浸水の可能性が高まります。また、半地下になっている住戸や機械式駐車場の地下ピットも浸水リスクは高いといえます。管理組合でできる対策としては、エントランスからの水の侵入を防ぐため、土嚢や止水版などを用意することが考えられます。最近は「水嚢」と言って、水を入れたり、水を吸収することで土嚢の機能を果たす製品もあり、使いやすさの点で優れます。マンションには電気設備があり、これらが浸水すると、長時間にわたり停電し、給水ポンプやエレベーターが止まってしまいます。