マンション運営は国の政治と似ているといわれます。「管理規約」という憲法に基づき、住民の代表である理事が総会において承認を得て、行政を担います。無駄な経費は極力抑え、効率的な運営が求められるのも国と同じです。同時に、経費をむやみに削れば住民の安全や快適な生活が脅かされる心配も出てくるので、使う部分はしっかり使わなければいけません。お金を惜しんではいけない部分、節約してもいい部分を適切に判断し、管理費や修繕積立金を効果的に使うことが大切です。無駄な経費の削減は、これまでの運営の見直しから始めましょう。ここ数年の決算書などを精査し、改善できる点は改善しましょう。管理会社との契約内容も話し合いの対象になるでしょう。植栽や清掃など住民の手で賄えないかチェックするのも一つの方法です。