震災や台風などの災害時は一人で行動するより、マンションの住人同士や地域の人たちと行動するほうが安全です。火災などから避難するときは、自身の安全を確保しながら、逃げ遅れている人がいないか、管理組合を中心に確認作業をしましょう。日ごろ防災訓練を行っていれば、スムーズに行えます。災害後は管理組合で復旧活動を進めますが、その第一歩は管理組合が住民の安否を確認することから始まります。そのためには、平時から居住者名簿を管理組合として整理しておくことが大切です。阪神・淡路大震災の時は理事会が大きめの模造紙をマンションのエントランスに貼り、住民がそこに避難先を書き込んだという例があります。連絡ボードの役割を果たし大いに役立ったそうです。