階段に手すりを付ける、エントランスにスロープを付ける、転倒の危険のある場所の照明を変える、などバリアフリーに配慮した環境づくりはこれからのマンションには欠かせないテーマです。こうしたハード面だけでなく、ソフト面でも高齢者をサポートする方法はあります。例えば、高齢者へのボランティア活動をするグループに集会室を開放したりして、管理組合全体で一緒に支援する方法も有効です。さまざまな活動から世代を超えた交流が生まれれば、高齢者の孤立を防ぐとともに助け合いの気風も生まれます。マンションという共同住宅のメリットを活かせば、多くの人がより安心できる暮らしを送れるようになるでしょう。