Q   当マンションの駐車場は3段パレッツトが2連あり、合計6台駐車可能ですが、利用者が段々減り、とうとう3台になってしまいました。このままでは近い将来2代以下になり、機械式駐車場は意味をなさなくなります。先月の理事会では機械を撤去して埋め戻すことが最善だろうという結論になりましたが、役員の一人から、マンションを建てるときに駐車場収容数について「付置義務」があるはずで、埋め戻してしまうと付置義務違反になってしまうのでは、という意見が出ました。付置義務を無視して勝手に駐車台数を減らしても、いいでしょうか。

A   駐車場の付置義務は、新築や増築の場合ですよね。その場合でも特例が認められています。周りの公共交通機関の利用に便があり、特に住民の駐車場の需要が将来にわたって低いと見込まれ、尚且つ、駐車場台数が少なくても、周辺の交通や道路に支障がない場合です。この場合には特例として付置義務基準未満の設置台数を承認してくれることがあります。条例ですから、それぞれの自治体で違うかもしれませんが、無用な駐車場をそのまま維持しなければならないというのは理不尽に思えます。お住いの自治体にお問い合わせください。