長期修繕計画表が10年前のままだったり、新築当初から全く更新されていないものを、これまでに何度も見てきました。それどころか、長期修繕計画そのものが無いマンションもいまだにあるのです。長期修繕計画表は、最終的に修繕積立金の金額が高いか安いかを判断する資金繰りの計画表です。修繕積立金の金額の妥当性を定期的にチェックするために、そして、現実の建物を反映させるためにも、長期修繕計画表は5年おきに見直しすることをお勧めします。その際修繕の周期は30年程度で検討してみてはどうでしょうか。築30~40年で給排水管などの設備更新まで入ってくると全体のコストが見えてくるので、いいと思います。長期修繕計画表の見直しは管理会社にやってもらうもので十分ですが、その際、心しておきたいのは、管理会社は工事受注を目標にした業者であるという事です。