多くの区分所有者は、マンション管理の専門知識もない、いわゆる　素人だと思います。そのため理事長になる方も、素人であるケースが必然的に多くなります。そんなマンション管理の素人である理事長からすれば、経験豊富なプロが身近にいてくれたら、どんなに心強いでしょう。そして周りを見渡してみると、マンション管理のプロと呼べるのは、唯一、管理会社のフロントマンだけ・・・。こうした現状では、ついついフロントマンを頼りたくなるのも無理はありません。しかし、忘れてはならないのは、管理組合と管理会社は「利益相反」の関係にあるという事です。管理会社の社員であるフロントマンは、当然のことながら自社の利益を優先させます。そのため様々な問題が発生しているのが実情なのです。