「私は犬が大嫌い、ペット禁止のマンションだから安心して購入して転居してきたのに、隣家のおばあさんがペットを飼っています、規約に従ってほしい」 Sさん

お裁き  隣のUさんは高齢で一人暮らし、愛犬の「ごんた」だけが話し相手となっているようです。ペット禁止には承知しているものの、多くの居住者が飼っているので軽く考えていたとのこと。ただ、10年近く飼っているごんたと別れるのは、死ぬよりつらいと涙を流すUさんでした。他に身寄りもなく、ごんたをもらってくれるあてもありません。Sさんに隣家の事情を話し、1代に限って容認してもらえないか話し合いました。さらに、鳴き声にもきをっつけ、共用部分に連れ出すときは専用のかごに入れるなど、飼い方のマナーを守ることを条件に、そのまま飼い続けられないか打診しました。Sさんは、Uさんの事情を聞き、お年寄りを相手にあまり強く主張するのも気が引けたようです。この件は問題にしないこととしました。