定期的に防災・避難訓練を実施するマンションは、比較的管理組合のまとまりがよく、運営もうまくいっているところが多いようです。9月1日の「防災の日」の前後に行うマンションんもありますが、火災シーズンに入ってから行うところもあります。「11時に避難ベルが鳴ります」などと事前に住民に告知し、退避が終わった時間を計画し、その時間を講評の材料にすることが多いようです。最寄りの消防署に依頼し、消防訓練を指導してもらうと、実りのある訓練ができます。消防署でも地域住民への啓蒙活動は大きな役割なので、スケジュールさえ合えば協力してくれます。場合によっては、消防車や地震車の出動や、避難器具を使った大規模な訓練への協力も期待できます。