まず、専門用語から
管理費・・・区分所有者が毎月支払ってる費用。 管理委託費・・・管理費から、管理会社に支払われる報酬。※だから、管理費と管理委託費は 違う。
昨今、人件費高騰など、管理会社は、管理委託費を 値上げ してくるのが、普通。管理組合側としては、管理費を押さえたい。ならば、相見積もりをとって、なるべく、安い 管理委託費の会社を探す組合もあるが、
今時、「破格」に安い管理会社は、「安かろう、悪かろう」は組合側も覚悟しなければならない。安かろう、悪かろう には、いくつかパターンがある。
●利益は「工事」で出す・・・比較的・大手でたまに見られる。管理委託費は薄利。ならば、大規模修繕工事はもちろん、各種・工事で「利益」を出していこうという管理会社。
●フロント担当数が多すぎる・・・大手や中堅のフロント担当数は、大体10~15管理組合。ところが、中堅以下の管理委託費の 安い管理会社に見られるが、1フロントマンの担当数が 20を超えている。
これでは、手が回るわけがないのだ。
●建物状態が悪い・・・マンション管理の 主体は管理組合。だから、これは、管理組合に多く責任がある。ただ、管理を委託されている管理会社も一定の 責任はある。特にいわゆる地場の管理委託費の安い
管理会社の管理物件(マンション)は総じて、管理状態がよろしくない場合が多い。

結論を言えば、管理会社はどちらかと言えば、管理委託費の安くはないデベロッパー系管理会社の方が間違いはないのだ。