分譲マンションの地震保険の加入率は、2024年で、60%くらいです。新築マンションでは100%、築浅マンションも加入率が高いのが、現状です。
一方築30年以上の古いマンションの地震保険の加入率は低く、この理由は、地震保険が「高額」だからです。ただ、近年大型地震が頻発していますので、今後も加入率は上がっていくことでしょう。
マンション地震保険は国が保険会社と協定し、あくまでも、保険会社は地震保険では、「利益を出さない」という前提で行われています。
ですから、保険会社は儲けがありませんので、そのあたりが、例えば車の保険と違うところです。車の保険は当然保険会社は営利目的ですから、その分、プールするお金も大きくなります。裏を返せば、それだけ
保証が手厚くできるというところです。
一方地震保険では、プール金も当然少なくなり、例えば関東エリアで大地震が起きて、プール金を使い果たした場合、しばらくして東海エリアで大地震が起きて、大きな被害が出ても、当然プール金が「無い」わけ
ですから、保険金はおりません。
又、地震保険が保証するのは、主要構造部と言われる、柱、梁、外壁です。それ以外の部分で被害が出ても、保険金はおりません。
地震保険に加入するか?どうかは、まず、理事会等で審議し、住民説明会等で、保険会社や保険代理店の担当者に来てもらい、説明、審議し、慎重な対応が必要です。
又、管理組合によっては、あえて地震保険には、加入せず、地震積立金を徴収している、管理組合もあります。