エレベーターの保守契約を見直すことで、管理費を抑えることも可能でしょうか

エレベーターの保守点検契約には、フルメンテナンス契約とPOG契約があります。フルメンテナンス契約とは、保守点検の全てを業者に任せる契約です。POG契約は委託業務を一部に限定する契約で、部品の交換の場合には別途費用が掛かる契約です。マンションが新築されてまだ間がなく、部品の交換の必要が無い場合にはPOG契約契約で契約し、マンションが建築されてから10年以上が経過し、部品の交換が必要な場合にはフルメンテナンス契約にすることで、エレベーターの保守費用を抑えることができます。又、エレベーターの保守業者には、エレベーターのメーカー系列である業者と、独立にエレベーターの保守を行っている会社があります、メーカ系列会社は、系列の会社のエレベーターしかメインテナンスを行いませんが、独立系の保守業者はどのエレベーターであっても保守業務を行うという特徴があります。費用の面では、メーカー系列会社の方が独立系の保守業者よりも高くなっています。ただし、メーカー系列会社の方が交換を必要とする部品の調達を迅速に行うことができます。特殊な部品を使っているエレベーターで無ければ、独立系の保守業者への依頼を検討する余地があります。