Q 「お隣のおばあちゃんは、おじいさんが亡くなってから一人暮らし。最近、認知症かと思われる症状がみられ、火の始末などが心配です。」Jさん。
A Jさんに確かめると、86歳になるお隣のFさんは、最近マンション内の階段で転びそうになったり、自分がどこにいるか解らない様子だったり、心配です。
事故などはもちろん心配ですが、一番気がかりなのは失火です。そこで、緊急連絡先の娘さんに連絡し、理事長である私と民生委員のYさん、Fさんの娘さんの4人で相談しました。
娘さんはあらためて母親の状態を認識したようでした。
民生委員であるYさんの勧めで、介護保険を申請し、認定を受けたうえで、マンションの一人暮らしを続けることにしました。
訪問介護や通所介護を利用し、人の出入りを頻繁にすることで、事故を予防するなどの対策を講じました。あわせて、火を使わない調理器具や暖房器具に換えて、火災を予防しました。
今後は、Fさんのような方が増えることを想定し、管理組合でも、できるだけ住民の要介護度などを把握し、
行政や介護事業者などと連携し、一人暮らしの高齢者の安全を確保していかなければならないと痛感しました。