名古屋市内においては、ここ5年でいわゆる自主管理マンションが、2倍になっている。これは、今後も続くであろう、「人手不足」の影響による、「賃上げ」による、主に大手を中心にした、「管理委託費の上昇」による、安い管理会社への管理会社変更、又は自主管理への選択等が原因であろう。これは地方都市にも波及してくると思っている。どこの管理会社もいわゆる「赤字物件」を抱えている。「赤字物件」陥りやすいのは、住民からの「ご意見、ご要望、クレーム」などが、多い管理組合はどうしても、管理会社サイドが赤字に転落する。ここで現在の管理会社が管理から手を引いた場合、新しい管理会社に管理を任せるのですが、こういう組合は、結局どこの管理会社が管理しても、赤字に転落。そしてその管理会社が管理から手を引くと、もう業界内で噂が広まり、その管理組合の管理を引く受けてくれる管理会社が見つからなくなり、自主管理を選択せざるを得なくなる。管理組合の住民は、大体はサラリーマンや会社経営経験者であることが多い。ところがいざ自分が住民の立場になると、どうしても管理会社の採算を土返しした要求をしてしまいがちである。これはある意味「自分で自分の首を絞めかねない結果になりかねない。