特に、地方都市の管理組合は、12~15年ごとに行われる、「一大イベント」である大規模修繕工事を「管理会社・お任せ方式」でやる場合が多い。これは、地方のマンションを見ていると、つくづく思もう。
大規模修繕工事の時に、管理会社の垂れ幕がかかっている場合が多い。この「管理会社・お任せ方式」もそれなりに、メリットがあるが、やはりお勧めしたいのが、「設計監理方式」である。
地方都市の設計事務所は、当然マンションも少ない為、いわゆる実績らしいものはない。ここは名古屋のそれなりに実績のある設計事務所から探すのが、賢い選択。
私も訪問実績があるが、この名古屋の有力な設計事務所。実は、個人事業主の集まりである場合が、ほとんど。つまり個々人があちこちで設計事務所を構えている。大規模修繕工事を受注した時だけ、組織として動く。
つまり、しっかりした。会社としては、成り立っていないのだ。これは、それだけ、管理組合が大規模修繕工事で「設計監理方式」をまだまだ、選択せず、相変わらず、「管理会社・お任せ方式」がそれだけ多い。
という現実がある。これは設計事務所側にも、「営業・広告力不足」というものがあるが、まさか大手管理会社のような、広告費は掛けれないのが当然で、そんなことをしたら、事務所がつぶれてしまう。という現実がある。
一方、管理組合のいわゆる「無関心・不勉強」も明らかで、中々「両者の溝が埋まらない」ここは、行政やマスコミの広告力におすがりするしか、方法はないのか?