Q     区分所有法とはどんなことを規定している法律なのでしょうか?

A  区分所有法は、マンションを対象とする場合が多いことから、「マンション法」とも呼ばれています。
   区分所有法は、マンション内を区分して、各部分の所有関係を明らかにし、建物や敷地などの共同管理に関してのルールを定めている法律です。マンション各部屋の購入者が居住する「専有部分」や、
   建物の外壁、廊下、エレベーター、駐車場などの「共用部分」の所有権や権利関係について定めています。
   又、分譲マンションなどは複数の居住者が1棟の建物をともに利用することになる為、マンション内外部分を共同で管理していく必要があります。
   さらに、敷地の利用権についても同様に規定することが重要です。
   区分所有法では、このような場合において、建物や敷地などを共同で管理するための組織についての詳細や、運営にあたるルールなども定めています。
   又、マンションなどの建物は年数経過にあたり劣化していく為、様々な復旧工事、場合によっては建て替え工事が必要になる場合があります。区分所有法では、マンションの不具合が生じた際の
   トラブルを防ぐため、不具合の規模に応じた区分所有者の対応方法についても定めています。