1戸建ての建物を購入する場合、建物を購入した人は自由に建物を処分できるのが原則です。しかし、マンションの購入については、同じ建物内の各部屋を複数の人間が所有・管理するという特徴がある為、
マンション独自の「区分所有」というルールが必要になります。
区分所有とは、マンションの一部の所有権を有していることを言います。マンションの分譲を受けた人は、マンションを区分所有していることになります。
そしてマンションを区分所有している人のことを区分所有者と言います。
マンションには、「専有部分」と「共用部分」があります。専有部分とは、マンションの中の各部屋に該当する場所のことを指し、原則としてその部屋に住んでいる人(区分所有者)が自由に用いることができます。
これに対し、共用部分とは、エレベータや階段などマンションの住民全員が用いる場所のことを言います。
共用部分については、マンション住民全員で管理を行うことになります。
専有部分と共有部分の区分をどうするか?共有部分を管理するための費用をどのようにマンション住民の間で分担するかなど?事項を決めるために、マンションごとのルールを定めることが必要です。