平成21年の都内での侵入窃盗は、住宅が64%を占め、そのうち4階建て以上のマンションは12%にもなります。オートロックのマンションだからと安心せず、上層階の居住者でもベランダやトイレ、ふろ場の窓などは必ず施錠しましょう。狙われやすいエレベータには防犯カメラを、駐車場、ゴミ置き場などには照明灯をつけるのも効果的です。泥棒は「地域の目」を嫌います。不審な人に声をかける、自治会と連携して定期的に見回るなども効果があるでしょう。個人では①クレジットカードの請求書②宅配便の送り状③ダイレクトメールは宛名を破いて捨てる④外出の時は電灯をつけておく⑤窓に防犯用フィルムを張るなどの方法があります。マンション全体で行う防犯対策としては、A防犯カメラを設置する B共用扉を暗証番号やカードで解除するなどのシステムにする Cドアや窓の開閉や、振動に反応する警報ブザーを設置する。Dベランダや庭にはセンサーライトを設置する E補助錠をつける F窓ガラスを防犯用に変えるなどがあります。個人でドアや窓などの共用部分に手を加えることはできないので、理事会に提案し、総会の決議で承認されたのち、組合の費用で全戸の変更を行います。