今後は都心や大都市の中心地と郊外とで、土地の価格差がどんどん広がっていくと考えられます。言い換えれば、首都圏や大都市圏などの都市部で、特にその中心地域においては、マンションの中古需要は底堅くあるといえます。場所によって、マンションの需要のバランスは決まってくると思いますが、私は例えば中心地域にある古い木造住宅よりも、マンションの方がはるかに需要があると思います。マンションの一番の特性は「鉄筋コンクリート造」というところにあります。木造が主流の戸建て住宅に比べても、耐震性能、防犯性能、防火性能、断熱・耐熱性能など、マンションはあらゆる面で「終の棲家」に適していると思います。もちろん戸建て住宅には戸建て住宅の良さがありますが、マンションにはその特性に応じた価値があるといえるでしょう。