私は7つの国家資格を持っている。その中ではマンション管理士が一番難しい。この試験の合格率は8%。つまり100人受験して8人しか合格できない試験である。この試験を難しくしていつのは、試験の出題傾向にある。通常の国家資格はまず、テキストを熟読していき、次にどんどん過去問題集を徹底的につぶしていけば、ほぼ合格ラインに到達していく。これは普通の国家資格は過去問題集と比較的よく似た問題が出題されるためです。ところがマンション管理士試験では、過去問題集とよく似た問題はほとんど出題されません。従っていくら過去問題集を猛勉強しても、合格点には届かないのです。それがこの試験を「難しい」としている点です。じゃあどうやって勉強すればいいか?というと過去問題集をやりながら、テキストに戻る。の繰り返しを続けていくしかありません。つまり、普通の国家資格の勉強方法では「ダメ」だということです。よく管理組合さんでも熱心にマンション管理の勉強をされている方も少数いますが、それはあくまで、「道楽・趣味」として勉強されているだけで、それはそれで素晴らしいですが、資格試験の勉強はある程度「ノルマ的」に勉強しなければなりません。そこが資格の勉強の「苦しい」ところです。