管理費口に入金されるお金には、管理費以外のものもあります。この駐車場使用料は、余剰金が出れば積立金口に振り替えて修繕積立金として利用することができます。大規模修繕工事の費用として、積立金口に積み立てるといいでしょう。但し、駐車場の台数は、地方自治体の指導要綱により最低限の設置台数が定められています。設置台数が多く契約者が多ければ使用料収入も多くなりますが、都市部では機械式にせざるを得ず、この維持管理費も馬鹿になりません。例えば、タイプによりますが、6年毎に鉄部の塗装費用、毎月の維持管理費、そして24年~36年毎に機会を総入れ替えする工事費も必要です。維持管理費が不足するなら、駐車場使用料を近隣駐車場と同等程度に値上げすることも検討しましょう。すでに近隣駐車場よりも高かったり、採算が取れる金額にすると近隣駐車場よりも高くなってしまう場合は、使用料の総収入が減るのを覚悟で、機械式を解体し平置き式に変更を検討したほうがいいかもしれません。なお、これからは、電気や水素ガスを使う自動車も増えてくるでしょう。自動運転車も発売されつつある今、それに合わせてこれからの駐車場の形も変える必要があります。