管理組合の全体の3分の2が組合役員になることに消極的です。その理由の第一位は 高齢である 二位は 仕事が忙しい 三位は 無関心 と続きます。組合役員の仕事が「高齢」や「仕事が忙しい」を理由にするほど激務とは思えません。結局のところ、「無関心」こそ、役員になりたくない真の理由だと思います。しかし無関心で済まされないことがあります。どんなにトラブルの少ないマンションでも、避けられないイベントがあるからです。それは大規模修繕工事です。大規模修繕工事は長期修繕計画上、12年に1回のペースで実施するように予定されていることが多いでしょう。マンションも「生き物」であり、いずれは朽ち果てる運命は避けられませんが、なるべく長い期間にわたって延命するには、適時修繕を施す必要があります。この大規模修繕工事を一体どのタイミングで、どのように実施するかがとても重要です。と同時に、管理組合の皆さんにとって非常に頭の痛い問題になるのです。その理由は、「業務負担が大きい」「専門知識が無い」ことの2つです。