管理会社が作る長期修繕計画は費用が高くなりがちです。それは管理会社が利益を上げるために高くなるように仕組まれているからです。たいていの管理会社は長期修繕計画をシュミレーションできるソフトを持っています。しかしこの仕組みが問題です。なんでもセットで不要な工事が入った長期修繕計画が出来上がるのです。本来の長期修繕計画では劣化部分を原状回復させ、陳腐化した機械設備などを時代に合わせたものにします。例えばエントランスからエレベーターまでの共用廊下は多くの人が歩く分、他の階よりも早く傷みます。しかし管理会社はこうした特性を考慮せず、根拠が乏しい一律の長期修繕計画を作っているのです。まずは日常管理の中で、劣化状況や耐用年数を確認して修繕の時期と方法を決まます。技術進歩が早い電気設備と、気秋設備は、最新の機器で更新するため、リースなどを検討しましょう。