大型マンションやタワーマンション特有の問題を解決する方法としては、まず理事の人数を検討するといいでしょう。
会議で意見がまとまりやすい人数まで理事を減らすのです。会議の運営方法も考えてルール化するといいと思います。
マンションごとに事情が違いますので、「これがいい」という特効薬はありませんが、築年数がある程度経過するといろいろな傾向がわかってきますので、そこを分析するのです。
そして、管理会社にも協力を求めて、いろいろな提案をしてもらい、自分たちのマンションにベストな理事会運営方法を検討していくといいでしょう。
それから、リーダーである理事長の力量も問われます。また、理事会内もコミュニティをしっかり形成しておく必要があります。例えば総会で理事長が針のむしろに座らされているようなら、「自分たちが盾になって援護射撃するよ」という同士がいなければなりません。それだけに単純な輪番制の理事会からどこかで脱却しなければならないと思います。
さらに、理事会運営に関する広報活動も怠ってはいけません。今、理事会ではどういう課題に取り組んでいて、どの段階にきているかというようなことを、区分所有者にきちんと広報することが大切です。