マンションで火災やガス爆発などの事故が発生した場合、被害は原因者だけではなく、他の専有部分や共有部分に及び、被害額が多額になる場合が考えられます。又、原因者が特定できない場合、損害を補修する費用は原則として組合員全員で負担することになっています。管理規約に明記してあれば、損害保険の加入は管理組合の業務になります。マンションで最も恐ろしいのは火災やガス爆発などです。それらを補償する「火災保険」を基本に、やや補償範囲が広い、「住宅総合保険」などを検討し、共用部分を一括して加入して、火災や事故に備えましょう。火災保険や住宅総合保険だけではカバーできない、対人・対物への補償に備え、その他の損害保険の加入も検討しましょう。又保険料が掛け捨てではなく、満期時に満期払戻金と配当金が受け取れる「積立型マンション総合保険もあります」修繕工事の実施時に満期になるようにプランを立てていれば、工事費用に充当することも可能です。損害保険は、一旦加入したら毎年同じ条件で更新ということではなく、補償が必要となるいろいろな場合を想定して数年ごとに見直しをしましょう。